Site Network: Institute of Rhodesian Army | Link

女性とサバイバルゲーム

サバイバルゲームは男性の遊び、というイメージが強いようですが、サバイバルゲームほど女性と男性が対等に楽しめる遊びはありません。

サバイバルゲームを始めたい女性のために

サバイバルゲームは男性だけの遊び、というイメージが強いようですが、それは多くの女性が、サバイバルゲームで使用するエアガンに馴染みがないからです。本当は、サバイバルゲームはビデオゲームと同じように、女性と男性が対等に遊べるゲームです。

なぜなら、野球やサッカーのような、一般的なスポーツでは男女が一緒にプレイすると、体力や体格の差が出てしまい、男性に有利な場合が多いのですが、サバイバルゲームはエアガンで撃ち合う遊びなので、体力や体格に影響される要素がとても少ないのです。

そもそも、米陸軍環境医学研究所の所長であるカール・フリードル大佐によると、女性も体重あたりの筋力や骨の強度、持久能力において、男性よりも大きく劣っているとは言えないそうです。つまり、女性は男性よりも骨格が小さい場合が多いので非力に見えるが、同じ体重・骨格ならば、男女の能力にそれほどの違いは無い、という結論が出ているそうです。また、身体的な能力の以前に、女性自身が「自分はスポーツが出来ない」と思いこんでしまっていることが、女性がスポーツを楽しみ、競技能力を向上させる上で問題になっているそうです。

史上最高の女性狙撃手リュドミラ・パヴリチェンコ

サバイバルゲームの場合でも同じことで、自分には出来ないと思いこまずに、ぜひ参加してみて下さい。エアガンの使い方さえ覚えてしまえば、サバイバルゲームは簡単に楽しむことが出来るのです。

実際に多くの戦場で、女性は活躍しています。例えば、ソ連邦の女性狙撃手だったリュドミラ・パヴリチェンコは、第二次世界大戦中に、確認戦果309名射殺(内39名は狙撃手)という傑出した成績を残し、ソ連邦英雄の称号を与えられています。

女性がサバイバルゲームに参加しやすい環境作り

カナダ軍の女性兵士

女性がサバイバルゲームに参加するためには、男性がサバイバルゲームを始める場合とは異なり、女性がサバイバルゲームに参加しやすいような環境作りが必要になります。

具体的には、【トイレ】【更衣室】【安全性】の三点の確保が重要になります。サバイバルゲーム用に整備された有料フィールドでは、更衣室やトイレが完備されている場所もありますが、ほとんどの場合、フィールドには更衣室やトイレがありません。

そのため、女性が安心してサバイバルゲームに参加できるようにするためには、更衣用テントや簡易トイレなどを用意し、環境を整備する必要があります。

また、トイレや更衣室以外では、安全確保が重要です。安全確保の方法には、ゲーム中はしっかりとしたフルフェイスゴーグルを着用することと、セーフィティーゾーンでのエアガンの安全な取り扱いの徹底があります。ゴーグルは自己責任ですが、セーフティーゾーンの安全確保はチームの責任です。

セーフィティーゾーンでの安全確保についてですが、男性だけがサバイバルゲームを行っているときは、かなりいい加減になっている場合も多く見られます。実際に、セーフィティーゾーンであるにも関わらず、BB弾が飛んで来たりしてセーフィティーゾーンが安全では無い状況を見かけた方もいらっしゃるでしょう。

百歩譲って参加者が男性だけなら、それでも良いでしょう。しかし、女性がサバイバルゲームに参加している場合には、セーフィティーゾーンでのエアガンの安全な取り扱いを徹底して行い、ゴーグルを装着していない女性の顔にBB弾が当たる、といった事故を予防する必要があります。もし、女性の顔に傷が残るような事故が発生してしまってからでは、取り返しが付かないので、男性はセーフィティーゾーンでの安全確保には慎重になって欲しいと思います。

「顔に傷が残るぐらい」と思う浅慮な男性もいるかもしれませんので、例を挙げますと、交通事故の後遺障害等級では怪我が「女子の外貌に著しい醜状を残すもの」の場合、第7級に該当します。ちなみに、男性が「両側の睾丸を失つたもの」も第7級に該当します。自分の睾丸を潰されるのが嫌なら、女性の顔に怪我をさせないように気をつけて下さい。

【トイレ】【更衣室】【安全性】の観点から考えると、女性がサバイバルゲームに参加する時には、既に女性メンバーも所属しているチームが良いでしょう。既に女性が所属しているチームならば、サバイバルゲームに女性が参加する時に必要な配慮をしてくれる可能性が高いでしょうし、男性には相談しづらいことでも、女性メンバーに相談することが出来るでしょう。

女性がサバイバルゲームをする時の注意点

スウェーデン軍の女性兵士

女性がサバイバルゲームをするにあたって心配になるのは安全性だと思います。サバイバルゲームはエアガンを撃ち合う以外の行為は禁止されています。たとえば、他のプレイヤーの身体に触ってはいけないルールとなっています。

ですから、安全性についても、適切なフルフェイスのゴーグルと長袖・長ズボンの迷彩服を着て、BB弾から皮膚を保護すれば、怪我をすることは考えられません。また、そのように皮膚が保護されていればBB弾が当たっても、あまり痛みはありませんのでご安心下さい。

個人差はありますが、女性は男性よりも毛細血管が切れやすいため、痣が出来やすいようです。ぶつけた覚えも無いのに気がつくと脚に痣が出来ている、といった女性も多いようです。そのように痣が出来やすい女性は、念のため、迷彩服の下にサポーターや、長袖・長ズボンの下着を着ければ、痣が出来るのを予防することが出来ます。"UNDER ARMOUR"のようなスポーツ用下着の長袖と長ズボンならば、筋肉をサポートしてくれるため動き易くなりますし、汗を素早く吸収・発散してくれるので夏でも快適に過ごせるでしょう。

また、女性は男性よりも骨盤の幅が広いため、骨盤と膝関節の角度が女性と男性では異なります。男性は10°で女性は15°と言われています。そのため、女性は男性よりも、膝関節に負担がかかりやすくなっていて、スポーツなどで女性が膝を痛める割合は男性の8倍に上ります。ですから、サバイバルゲーム中に膝に痛みを感じた時は、無理をしないようにしましょう。このような膝の痛みは太ももの筋肉を強化することで、予防することが出来るようです。

女性にお勧めのゴーグルとエアガン

女性がサバイバルゲームを始めるために、まず必要なのはゴーグルとエアガンです。女性が安心してサバイバルゲームを楽しむことが出来るゴーグルと、男性に比べると、骨格が小さい場合の多い、女性にも扱いやすいエアガンを紹介いたします。

フルフェイス ゴーグル

女性がサバイバルゲームを楽しむために一番重要な装備はゴーグルだと思います。東京マルイ製のプロゴーグル フルフェイスは、フェイスマスクが柔軟な素材で作られているため、使いやすく、また、換気用ファンが付いているため、ゴーグルが曇りません。安全性と使いやすさが両立したゴーグルです。

UZI

UZIは、全長が短く軽量なので、腕力に自信の無い女性にも、扱いやすいエアガンです。また、グリップに弾倉を収める構造のため、弾倉交換も容易なので、エアガンの扱いになれていない女性に最適のエアガンです。もちろん、性能も他のエアガンには、引けを取りません。

サバイバルゲームの参考資料

多くの場合女性は男性よりも、銃や戦闘に関する知識が不足しているため、サバイバルゲームをどのように遊べば良いのかイメージがつかめないと思います。そこで、サバイバルゲームの練習になる物や、サバイバルゲームの参考になる資料を挙げてみます。

コンピュータゲーム

光線銃を使用する、コンピュータゲームは、サバイバルゲームの練習になります。米国陸軍士官学校の教授であるデーブ・グロスマン中佐によれば、コンピュータゲームは『戦闘に備える男女にとって非常に効果的な戦闘シミュレーター』であるそうです。実際に、米陸軍はファミリーコンピュータ用のゲーム「ダックハント」を何千本も購入し、「多目的戦闘シミュレーター」と呼んで使用していたそうです。

書籍

映画

映画「HEAT」より。戦い方の基本の勉強になります。

映画「PROOF OF LIFE」より。援護射撃の勉強になります。